筐体の超音波溶着工程の管理方法について

確実に超音波溶着を実施する事で、筐体から活電部が露出するような事故を未然に防ぐ事が可能になります。

1.生産開始前準備

  1. 生産技術担当にて、指示書に則り、超音波溶着設備のホーンの取り付け調整及び超音波溶着条件の設定調整を行います。
  2. 調整完了後、ダミー基板を筐体に入れて、1台の溶着を実施します。
  3. 溶着実施後、IPQC (In Process Quality Control)部門の担当者にて、安全規格に準拠した落下試験を実施します。
  4. 落下試験を実施後、筐体の超音波溶着部を目視にて割れていない事を確認します。
  5. 専用工具を使用して筐体を開き、超音波溶着面を確認して被溶着部の75%以上が確実に融合されている事を確認します。

上記を確認後、生産を開始します。

2.生産開始後

2.1 生産ライン

  1. 超音波溶着工程スキップを防止するために超音波溶着工程と次工程の間に関所を設置します。
  2. 超音波溶着工程の作業者は超音波溶着後、目視にて超音波溶着部を全数確認します。
  3. 次工程の自動電気特性検査工程にて、検査設備に筐体を接続する前に、筐体を作業台に叩きつけて溶着部が開かないことを全数確認します。

2.2 IPQC

二時間に一回、生産ラインからIPQCの担当者にて以下に示す巡回抜取検査を実施します。

  1. 調整完了後、ダミー基板を筐体に入れて、1台の溶着を実施します。
  2. 溶着実施後、IPQCの担当者にて、安全規格に準拠した落下試験を実施します。
  3. 落下試験を実施後、筐体を開き、溶着面を確認して被溶着部の75%以上が確実に融合されている事を確認します。

上記を確認して万一上記2)、3)にて異常が発見された場合は、弊社ISOの異常処理規定に従って、その直前のIPQC巡回検査時点まで遡り、全数リワーク処置を実施いたします。

2.3 OQC(出荷検査:Out-going Quality Control)

出荷ロットから5台抜き取って、超音波溶着部の上下筐体の隙間をシックネスゲージで検査して規格値の範囲内にあることを確認します。

尚、5Wクラスで超音波溶着線が特に短いUSBタイプの場合、安全規格に準拠した落下試験では筐体に加わる衝撃が小さいので、超音波溶着に潜在的不具合が存在していても顕在化しない可能性があると考えられるので、落下試験よりも筐体に加わる衝撃力を大きくするために、鋼球落下試験に類似した検査として、重りをつなげたケーブルを筐体に接続して社内規定の高さから重りを自由落下させて、超音波溶着部の破損がないことをIPQCの担当者が二時間毎に1台確認します。

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