ACアダプターのトラッキング対策について

第14回のアダプタNEWSは、ACアダプターのトラッキング対策と題しまして、トラッキング現象からアダプタを守るための当社の対策をご紹介致します。ACアダプターを安心安全にお使い頂くための大切な対策となります。

ACアダプターのトラッキング対策について

ご存知の方も多いと存じますが、ACアダプターのトラッキング現象とは、コンセントに差し込んだプラグの周辺に水分や埃などが付着することにより、プラグ間に電流が生じ、火花放電を繰り返すことで絶縁樹脂の表面が炭化し、炭化伝導路(トラック)が形成され、最終的に発火に至る現象です。

ACアダプターのトラッキング現象の図

一般には、次の図のように、このトラッキング現象に対しての対策は、プラグの根本に絶縁キャップを入れ、土台をかさ増しすることで、ショートを防ぐ方式がよく見受けられます。

この対策があまりにも有名であることから、お客様から時々、「御社のACアダプターはトラッキング対策されているのでしょうか?」と質問を受けることがございます。

弊社では、ULなどの安全規格を受験した際に、絶縁キャップが障害になった事例が過去に有りました為、ウォールマウントタイプのACアダプターでは2本のACプラグの間に、溝を設けてトラッキングを防止する方式を長年採用しています。

実力も、絶縁キャップタイプと相違ありませんし、当然この方式はPSEを始め、同様のプラグ規格を有する、ULやBSMIにも満足している物となっておりますので、ご安心してご使用いただけます。

ACアダプターのトラッキング現象の対策(溝)の図

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