フの字特性
スイッチング電源の短絡源流低減回路(短絡保護)の方式の1つ。保護機能が働いたときの、出力電圧と出力電流の保護特性曲線が、フの字にていることからこの名前が付けられ、フの字垂下特性とも呼ばれる。通常短絡電流低減回路に使われる逆L垂下特性では、保護機能が働いても出力電圧が低下しても一定の電流を流そうとする。それに対して、フの字特性では、保護機能が働いて出力電圧が低下するにつれ、過電流設定値が小さくなる。フの字特性のあるスイッチング電源では、起動しない負荷があるため、使用できるかどうかの確認が必要である。