コモンモード(チョーク)コイル

電源回路とグランド間の電位差により発生するノイズを除去するための、フィルタ素子コアに巻き線比が等しい2本のコイルを巻いた、トランスに似た構造をしており、4つの端子にそれぞれ電源側配線と負荷側配線を接続する。トランスとは、接続の方法が大きく異なり、2本の電源線それぞれにコイルを直列に接続する。2本の電源線に流れる電流が逆方向になり、磁束が打ち消し合って影響を与えないため、グランドとの間に発生するノイズのみを除去できる。ノイズの除去効果を高めるため、透磁率の高いコアが使われる場合が多い。

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