乱調
異常発信と同義語で使われる。電気・電子回路において、設計不良・配線不良などが原因で、ある特定の周波数で本来予想されない発振が起き、機能に支障をきたす現象。増幅回路においては、出力の一部が入力に戻り、増幅を繰り返すと発生することがある。異常発振を防ぐためには、正確な設計と配線が重要となる。また、起きてしまった場合の対策としては、素子のCLの値を変える方法がある。
異常発信とは別儀での、この言葉独自の使われ方としては、発電機の並列運転中に、負荷や駆動トルクの急変などにより、回転子が同期速度の前後に振動する現象を言う。発電機の乱調が大きくなると、同期速度から大きく外れて脱調により停止する。