ロイヤー方式コンバータ
ロイヤー博士が、発明したDC-DCコンバータの1つ。回路図が似ていて間違いやすいものに、冷陰極管用インバータ回路があるが、これはコレクタ共振回路なので、原理が異なる。大きなトランスを用いて、コアの飽和させて、位相の反転動作を行うので、ヒステリシス損が非常に大きく、発信周波数を高くできないデメリットがある。同時に反転時に流れるパルス状の大電流による発熱で損失が大きいため、変換効率が悪いデメリットがある。一方で、現在の最新のDC-DC回路と比較すると、簡素な回路構成で、DC-DC変換が行えるメリットがある。