当社のトレーサビリティについて
当社は、ACアダプター及びスイッチング電源の製造メーカーとして、厳格な品質管理とトレーサビリティシステムを実施しております。このシステムにより、製品の安全性と品質を一層向上させ、お客様に信頼と安心をお届けしています。万が一製品に問題があった場合も、即座に原因を追跡し、迅速に対応。お客様の満足と信頼の獲得に努めて参ります。
目次
トレーサビリティとは
トレーサビリティとは、製品の原材料から製造、流通、最終的な消費者への販売にいたるまでの過程を追跡・確認できる体系のことです。これにより、製品の安全性と品質の確保、ならびに万一の際の迅速な対応が可能となります。
当社は、ACアダプターおよびスイッチング電源の製造メーカーとして、シリアルナンバーによる個体管理を中心とした徹底したトレーサビリティ体制を確立しています。全製品の履歴データを20年間保存する体制を整えています。
シリアルナンバーによる個体管理
当社の製品は、すべて一台一台に固有のシリアルナンバーを付与しています。週コードや月コードではなく、製品ごとの固有番号による管理です。

当社ACアダプターの製品ラベル例
このシリアルナンバーから、各生産ロットの履歴データを逆引きすることが可能です。その製品の生産ラインでの履歴、生産ロットに対して払い出された各サプライヤーの部品の生産コードまで確認できます。
ポイント:週コードや月コードによるロット管理ではなく、一台ごとの固有番号管理を採用しています。これにより、問題発生時の追跡精度が飛躍的に向上しています。
履歴データの内容と20年間保存体制
シリアルナンバーと紐づいた各生産ロットの履歴データは、全製品について20年間保存しています。当社は製品の長期使用を見据え、20年間にわたる履歴保存体制を維持しています。以下は保存される履歴データの主な内容です。
| データ項目 | 内容 |
|---|---|
| 生産ライン | どの生産ラインで製造されたか |
| 生産日・生産数 | 製造日と当該ロットの生産数量 |
| S/N範囲 | 当該ロットのシリアルナンバー範囲(欠番も明記) |
| 各工程作業者名 | 各製造工程の担当作業者 |
| はんだ槽のパラメータ | はんだ付け工程の設定条件 |
| 実装部品のメーカー名・D/C | 使用された部品のサプライヤーとデートコード |
| 各検査工程の不良項目 | 電気特性不良については、不良部品・S/Nも明記 |
| IPQC巡回検査記録 | 工程内品質管理の巡回検査結果 |
| OQC検査記録 | 出荷品質管理の検査結果 |
これらのデータは相互に紐づいており、複数の生産ロットや複数機種の同時検索も可能です。
問題発生時の迅速な対応
市場において特定の部品に傾向的な故障が確認された場合、以下の流れで原因特定と影響範囲の確認を行います。
| Step | 対応内容 |
|---|---|
| 1 | 故障製品のシリアルナンバーから生産ロットを特定 |
| 2 | 当該ロットに払い出された部品のサプライヤー・生産コードを確認 |
| 3 | 同一部品ロットが使用された他の製品ロットを横断検索 |
| 4 | 影響範囲(対象シリアルナンバー範囲)をお客様に迅速に回答 |
20年間の履歴保存体制:出荷後10年以上が経過した製品であっても、シリアルナンバーから製造時の部品構成・工程条件・検査記録まで遡って確認できます。産業機器や医療機器など、製品ライフサイクルが長い分野のお客様にも安心してご採用いただける体制です。
関連ページ
当社の品質管理体制に関する詳細は、以下のページもあわせてご覧ください。
品質への取り組み:
品質への取り組み(トップページ) / 当社ACアダプターの品質管理体制 / 部品サプライヤー選定方法 / 製品設計と品質検証