PD3.0とQC3.0の違いとは?
このページでは、ACアダプターにおけるQC(Quick Charge)クイックチャージ 3.0と、PD3.0の違いについてわかりやすく解説したページです。
PD3.0 vs QC3.0
家電量販店等でよく見かけるPD3.0や、QC3.0という表記、この両者ともスマートフォンやタブレットを高速で充電する規格なのですが、では、違いはどうなのか?という疑問が生まれてくると思います。
また、ある製品にはPD3.0が対応となっていて、ある製品ではQC3.0のみが対応という表記もよく見かけると思います。
充電速度が高速なのはどちらの規格なのか
こちらはデバイスによって速度が変わりますので、どちらが高速な規格かを判断するのは非常に難しいです。スマートフォンなどの充電速度は、充電するスマホの機能に左右されます。
Androidスマホの場合のPD3.0とQC3.0の違いとは
PD3.0 QC3.0の両方の規格に対応したAndroid デバイスでは 一般的にQC 3.0の方が高速と言われています。この理由はINOV技術によるものです。PD充電規格では、使用しているデバイスのニーズに合った正確なワット数やボルト数があるとは限りません。それらがなければ、必要な最低電力のレベルがデフォルト状態になります。QC 3.0のINOV技術では、そのようなことはなく、必ず最大の電圧が得られます。
ちなみにIphoneはQCとは関係がない
Apple社のスマホはAndroidとは少々違います(Google Pixelも)。これらのスマホは共にPD 3.0しか対応していなく、QCとは別の技術となります。
まとめ
PD3.0とQC3.0のそれぞれのメリットを充電という観点からまとめると、PD3.0は、大きなW数を必要とするノートパソコンや他の周辺機器にも理想的な規格です。100Wまで対応し、機器の使用中にも最適に充電できます。(もちろん100Wまで対応するには充電先の機器によります)
QC3.0はAndroidのスマホの充電に特に最適です。デバイスに的確な電圧を与えることができるので、バッテリーの性能を最大化できます。
ユニファイブではPD規格とQC規格の両方のポートを持つ折り畳み式のUSBACアダプターを開発中です。これがあれば幅広いデバイスに対し、最適な給電が可能となります。