産業機器向けACアダプターのフルカスタム対応事例|要求仕様に基づく電源設計で最適化
産業機器向けACアダプターのフルカスタム対応事例。既存製品では対応できない要求仕様に対し、設計段階から最適化したカスタム電源開発の実例をご紹介します。
目次
フルカスタム対応とは
フルカスタム対応とは、回路構成・部材選定・仕様条件を含め、要求仕様に基づいてゼロベースで設計を行うカスタム電源開発です。
既存製品やセミカスタムでは対応が難しい場合に、装置用途に最適化した電源を開発します。
ご相談の背景|セミカスタムでは成立しなかった理由
本事例では、当初セミカスタムでの対応も検討しましたが、仕様整理を進める中で以下の課題が明確になりました。
- 要求されるノイズ耐性が既存設計の範囲を大幅に超える
- ご希望の仕向国の安全規格要件が設計段階から大幅に影響する
- 装置構造との干渉により、既存構成では対応困難
これらの理由から、フルカスタム対応が必要と判断しました。
ヒアリング段階で確認した主な項目
フルカスタム対応では、初期ヒアリングが非常に重要です。本件では以下を重点的に確認しました。
- 使用環境(屋内/屋外、温湿度条件)
- 対象国および必要な安全規格
- 装置寿命・MTBF要件
- 将来モデルの展開予定
対応内容|要求仕様に基づく設計最適化
上記ヒアリング内容を基に、以下の設計検討を実施しました。
- ノイズ対策を考慮した回路構成設計
- 使用環境に適した部材選定
- ケーブル・接続仕様の最適化
- 安全規格要件を踏まえた設計
これにより、装置仕様に最適化された電源設計を実現しています。
フルカスタム対応で重視しているポイント
ユニファイブでは、フルカスタム対応において以下を重視しています。
- 試作段階だけでなく量産を見据えた設計
- 部材調達性・品質安定性の確保
- 将来仕様変更への柔軟性
セミカスタムとの違い
| 項目 | セミカスタム | フルカスタム |
|---|---|---|
| 設計ベース | 既存設計 | 新規設計 |
| 対応範囲 | 一部仕様調整 | 全体最適化 |
| 開発期間 | 短 | 中〜長 |
| 初期費用 | 低 | 高 |
フルカスタム対応が適しているケース
- 標準品・セミカスタムでは要求仕様を満たせない
- 安全規格が設計に大きく影響する
- 装置専用の電源が必要
ユニファイブでは、セミカスタム・フルカスタムのいずれにおいても、過剰設計を避け、最適な対応方法を提案しています。まずは仕様整理の段階から、お気軽にご相談ください。
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産業機器向けACアダプターの特設サイトを開設しました

上記はごく一部の事例ですが、産業機器向けACアダプターに関するより詳しい情報をまとめた特設サイトを開設しましたので、ぜひ下記からご確認をお願い致します。