スイッチング電源の選び方

このページでは基本的なスイッチング電源の選び方を簡潔にまとめております。選定の初期段階の基礎知識として、ご参考いただければ幸いです。

スイッチング電源の選び方とは？

一般的なスイッチング電源の選び方を大きく６つにまとめたものを下記にて紹介致します。

必要に合わせてスイッチング電源の機能を選ぶ。

過電圧保護、過熱防止保護、および過負荷保護などの保護機能を選びましょう。また、 アプリケーション機能である、信号機能（正常および故障状態の表示）、リモートコントロール、リモート測定、および並列接続や他出力機能などがあります。

適切な出力電圧を選定する。

電源の適切な出力電圧を選定することに加え、スイッチング電源を選択する際に最初に検討すべきことは、搭載するデバイスの電力需要を見極めることです。負荷によって必要となる消費電力、電圧、および、電流を正しく理解することは、お使いの機器の運用と安全性を考慮すると不可欠なことです。理解すべき事項としては、「自分の機器が一定の電力レベルで動作しているかどうか」、「最小の電力需要、ピーク時の電力需要がどの程度なのか」等の問いが含まれます。

適切な電力を選択すること。

スイッチング電源をより長くお使いいただくためには、定格出力の30%以上のものをお選びになることをお勧めします。

負荷特性を考慮する。

モーター、LED、容量性負荷装置等の場合は、起動時の突入電流による過負荷を防止するために、適切なスイッチング電源をお選びください。また、モーターの場合は、停止時の電圧の逆流についても考慮して頂く必要があります。

スイッチング電源の使用温度および補助冷却器を追加する必要があるかどうかを考慮する。

スイッチング電源の出力は高温環境下では低下します。空冷が必要な場合はファンの選択が必要となります。

該当する安全性認証およびEMC認証への準拠を確認する。

案件により必要な認証が異なります。

実際のご選定の際は選定ポイントはお客様の案件により異なりますので、まずはお気軽に当社営業までご連絡のほどお願い致します。最適な選定ができるよう、ご提案させていただきます。

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